参院選の総括と現状について

参院選の総括と現状について

今回の結果は当初からある程度予想されていたが、さすがに総得票94万票で比例当選ゼロは絶句せざるを得なかった。
遠因は当然小沢つぶしの延長線上にあるが、民主党政権が国民に対して行った裏切りへの失望と怒りが続いている事を示しており、小沢グループも当事者として批判の対象になっている。
アベノミクスの大宣伝と世論誘導で選挙前から選挙結果はわかっていたようなもので、当然投票率も下がり、自民党、公明党、に有利なことと一部の受け皿として共産党の躍進も予想範囲であった。
事前で、失速が伝えられた維新がそれなりの票を獲得していたが、みんなの党ともに反自民の受け皿として国民に認識されている。
小沢支持者が期待している野党再編は自民、公明、民主、みんな、維新までの連携再編であり、生活の党以下共産、社民など左翼系は対象外である。

比例94万票の主因は、先の理由以外に「生活の党」が小沢一郎の政党として有権者に認知されていなかったことが大きいと思われる。
民主党、国民の生活が第一、未来の党、生活の党 半年余りで党名が4回変更があり、マスコミの対応以前に一般の人が知るのは不可能である。
世論調査でも生活の党の知名度は最後まで上がらなかった事と一致している。

小沢一郎はまだ民主党にいる、最近小沢さんは消えてしまったどうしているの?小沢は終わった、民主党を壊したのは小沢だ!が私達が街で聞いた直の声である。

前回衆院選は300選挙区中現職60名新人併せて100余人、1/3は候補者がいたが、今回は選挙区5名比例区6名計併せて11名しか候補者を立てられなかった。殆どが空白区で選挙活動が皆無の地区だらけで、しかも殆どが公示間際の出馬で、準備期間もなく浸透する前に選挙は終わってしまった状態である。
既成政党の候補者は参院選に向けて3年間の選挙活動をしている、風が吹いていない時に間際に立候補しても選挙区が広く隅々まで浸透できず、当選はおぼつかない。大票田の東京、神奈川、大阪、愛知、埼玉などの複数区での擁立が出来なかったのも大きい。

選挙区候補者はこの全包囲網の中でよく頑張ったと思う。
風が逆風の中で比例区は党内競争に堕し、生活の党の拡散どころか選挙区候補者と連携プレーもできていなかった。

今後、退潮はまだ終わっていない、現職議員9人はともかく、支部長クラスの離脱はまだまだ続くと思われる。足腰となる地方議員も皆無に等しい中での再建は厳しいものがある。

党への提言、党のガバナンスの欠如等を嘆く声も聞かれるが、現状の党組織は無きに等しく、実行したくても資金、下部組織がない状態で手の打ちようがないのが現実であろう。

<インターネット選挙について>
インターネット選挙解禁と喧伝されたが、結局大きな動きにはつながらなかった。
元々ネット人口の内政治ジャンルの占める割合は非常に小さく、他ジャンルへの波及性が乏しい、これは一般社会で政治がタブー視されている事とリンクしている。
特に小沢支持者がアクセスするサイトは限られ、そこは同一者が累積されてい
るに過ぎない。これとて敵陣営の方が遥かに大きいのが現実である。
小沢裁判のようにマスコミ報道で隠蔽されている事実もインターネットで明らかにされる効用は否定できないが、外に拡大しない閉鎖空間での主張は先鋭化し一般社会との乖離を大きくしている。
外への拡散の手段を模索しないと内向きの議論に終始してしまう傾向が現れる。
その結果、非難合戦と言う内ゲバが起こってしまっている。

<出口調査実施について>
女子会の提唱で出口調査を行った。杉並区の2投票所で行った生データは回答数が600以上で、選挙区、比例区、且つ投票動機のコメントをもらっており非常に興味深い内容であった。

1、 残念ながら、生活の党は全国平均を少し超した2%強。
2、 前回衆院でこの地区から出馬した、山本太郎が最高得票。
3、 投票先が選挙区、比例区と整合性が無く小沢支持者の感覚とかけ離れている。
4、 投票動機が必ずしも、政党、候補者の政策と一致していない。
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